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- 13.5.13 パンフレットを絵本に
パンフレットを絵本に
皆さんがバレエを観に行き、席に座ったらまず何をするでしょうか? 私はパンフレットを開いて、その演目のストーリーを頭に入れます。そう、バレエ作品の多くは「ストーリーを知った上で観る」ことが基本。バレエを楽しむ上で、この作業はとても大切なことなんです。
幼児にも物語を
当スタジオの発表会でもそれはまったく同じ。まずは皆さんに物語を知って欲しい。そうしないとバレエが楽しめませんから。でも…、発表会の客席は、文字を読み慣れない小さなお子さんで一杯です。この小さなお客様に、どうやって物語を理解してもらい、バレエを楽しんでもらおうか? これはとても大きな課題でした。
ホールで読み聞かせ
字の読めないスタジオの小さな生徒達に、バレエの物語を伝えるときはどうするだろう…。スタジオでは絵本を読み聞かせするけど、同じことができればいいのに。そう考えて行き着いた一つの答えが、みなさんに「絵本」を配るということでした。
7月の発表会「くるみ割り人形」では、絵本作家の方にくるみ割り人形の物語の絵本を描いていただき、パンフレットに掲載することにいたしました。これならばどなたでも楽しみながら物語を理解していただけます。
バレエ演出に合わせ
もちろん内容は、当スタジオの演出の合わせた特別版。衣装のデザインや色も、当日使うものに合わせていただいているので、絵を見るだけで内容もキャラクターもすぐ分かります。ですから、上演中に「これは○○の役かな?」などと考えずに舞台に集中していただけると思います。
パンフレットは無料で配布しますので、ぜひ「絵本」のお土産をもらいに会場に足を運んでいただければ幸いです。