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- 16.3.28 ヨガとコンテンポラリーダンス
ヨガとコンテンポラリーダンス
ダンスはバレエ以外にもたくさんの種類があります。日本舞踊、ジャズダンス、コンテンポラリーダンス…。各民族がそれぞれ1つのダンスを持っているとさえ言えるぐらい、多くのダンスが世界には存在します。
それぞれのダンスには特徴や得手不得手があり、バレエ以外の様々なダンスを経験することは、ダンサーの表現の幅を広げ、音楽性を育てることにつながると思います。
ヨガからダンスへ
そこで今回のスターダンサーズレッスンでは、コンテンポラリーダンサーでヨガ講師でもある田村真樹子先生をスタジオにお迎えし、「ヨガからダンスへ」と題してレッスンをしていただきました。
レッスンは以下の全4クラスを開講しました。
大人向け「体ってとっても面白い。一緒に動いてその理由を探してみませんか」
小学低学年「おもしろい体の動きを一緒にさがそう!」
小学高学年「体も頭も自由に使って今の私をあらわしてみよう」
中・高生「表現とは?伝えるとは?」>/p>
ただ身体と向き合う
どのクラスもヨガ初体験の方がほどんど。まずはヨガの呼吸から入り、身体の声を聞きリラックスしながらストレッチをしていきました。ヨガは人に見せるためのものではないのでダンスではありません。でも、だからこそ人の目を気にせずに自分の身体と向き合うことができるのです。
小学低学年のクラスでは、お友達と背中合わせ立ったり、手を合わせたりしてバランスをとることも。これは自身の身体だけでなく、パートナーの身体にも集中することになり、人と一緒に踊ることにもつながります。言葉ではないお友達との身体を通してのやり取りが、子供達はとても楽しかったようでした。
ルールより感性
身体が温まった後はコンテンポラリーダンスの動きに入ります。田村さんに振り付けしていただいたいつもとは違うダンス。バレエとは違い、決まった形のない感性を重視した踊りです。あえて、音楽のどこに合わせるかもあえて明確にされていません。ダンサーが自由に音を感じ踊ることが求められます。どうしていいかわからず最初は戸惑っていた皆さんも、繰り返すうちの自分の感性で踊ることができるようになっていました。
この「感性が大切」というのは、実はクラシックバレエも同じです。たくさんあるバレエの決まりごとも、先人たちの「感性」から導き出されたものなのですから。生徒の皆さんも、上手く先人たちの感性を自分のものして、最終的には自分の身体的・音楽的感性を大切にして踊ってもらえたら嬉しいです。
田村先生の流れるような動きや振り付けは受講者の興味をそそり、踊っていてとても気持ちが良かったようです。いつかスタジオの発表会で、田村さん振付をお願いしたものをご披露できたら嬉しいです。