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  1. 13.4.10 演出の伝え方

演出の伝え方

舞台装置と衣装を映し出して説明しました

舞台には魔物が…、とはよく耳にするフレーズですが、アマチュアの舞台は本当にいたるところに「魔物」がひそんでいます。というのも、アマチュアは衣装や舞台装置などのほとんどがレンタルで、本番の舞台での練習はごくごく短いもの。本番と同じ状況に慣れることがなかなか難しく、どうしても魔物=トラブルが多くなってしまうのです。

大人でも戸惑うのですから、本番の衣装や舞台装置の動きを「言葉だけ」で子供達に理解してもらうのは至難の業。「本番当日のリハーサルで初めて舞台装置の動きが分かった」という経験も、私自身、幼少期にあるぐらいです。

百聞は一見にしかず

そんな状況を少しでも改善できればと、7月の発表会の衣装と舞台装置の動きを説明するためのイベントを開催しました。まず1幕から配役と衣装を一つずつ紹介し、皆さんに各役を演じる方と衣装のイメージを作っていただきました。踊り手はじかに顔をみていただき、その後、衣装をプロジェクターで等身大に映しだしました。やっぱり衣装は気になるところだったようで、みなさん歓声を上げながら見入っていました。

その後、プレゼンテーションソフトで作成した「舞台装置の動き」をプロジェクターでご覧いただきました。舞台装置と衣装の写真がスクリーン上で動く簡単なものですが、舞台の流れの大枠をつかんでいただけたと思います。作成した舞台装置の動きのスライドは、動画に変換してYouTubeなどにアップし、ご自宅でも見ていただけるようにしたいと思っています。

恒例のティータイム

恒例のティータイムには、スタジオで作ったお菓子の他にも、生徒皆さんや保護者の方の差し入れも並び、いつもよりちょっと豪華。子供達も笑顔でお菓子に手を伸ばしていました。

衣装と舞台装置を見ていただき、生徒の皆さんのイメージもふくらんで、本番が楽しみになった様子。これからの練習も楽しく進めて行きたいと思います。