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- 12.11.21 教師と一緒に選ぶ
教師と一緒に選ぶ
シューズ、レオタード、タイツ。
バレエのレッスンに必要なものはとても少なく、最低限これさえあれば、普段のレッスンは可能です。少ないとはいっても、バレエは身体の端々まで意識するものなので、身につけるものとの相性は普段着の何倍も気になるものです。
何年もバレエを続けられ、自分に合ったものが分かっている方は、通信販売などでも大丈夫なのですが、初心者の方や成長し続ける子ども達は、やはり実際に身につけてみることがとても大切です。
年2回、全品2割引
ですから、身近にバレエ用品専門店があるのが一番。しかし残念なことに、当スタジオのある下関・北九州地区に唯一あった専門店が、数年前に閉店してしまいました。以来、当スタジオでは春と秋の年2回、世界最大のバレエ用品メーカーであるチャコット社に依頼し、当スタジオでの展示販売会を実施しています。そして、先日もこの秋の販売会を行いました。
広島の店舗から、専門知識のある販売担当の方に1000点以上の商品をお持ちいただき、詳しい説明を聞きながら生徒の皆さんにお買い物していただきました。通常通り、ほぼすべての商品が2割引なのはもちろん、今回はクレジットカード決済にも対応していただきました。
何を買うかもレッスン
実際に試しながら選んで欲しいとの思いで始めた販売会ですが、今回改めて感じたのが、普段レッスンを行っている教師である私と一緒に、商品を試しながら選ぶことの価値でした。
「今どんなレッスンをしているのか」「本番がすぐあるのかまだ先なのか」「身体のどこに違和感を感じることがあるのか」「今の技術的課題は何なのか」……。シューズ一つを決めるためにも、相談する相手に伝えなければならないことは無数にあり、それをすべて聞き出して最良の選択をするのは、相手が販売のプロとはいえなかなか難しいものです。その点、普段のレッスンで皆さんを見ている教師は、何が必要かを時には本人以上に把握しています。良き相談相手となることができるのは当たり前のことかもしれません。
また「商品を選ぶ」という視点で、生徒の皆さんとお話をすると、普段のレッスンとは違う視点で、それぞれの方々の抱えている悩みや課題を教師の側が把握することが出来るという利点もあります。こう考えると、近くに専門店がないのも悪いことではないかもしれません。専門店がないからこそ、生徒の皆さんとお買い物ができるのですから。
年2回と数は少ないですが、今後も販売会を行っていきたいと思っています。