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  1. 12.5.7 教え子の全国ツアー

教え子の全国ツアー

先日、宝塚歌劇団公演(花組)を初めて見に行ってきました。何故かこれまで宝塚の公演には縁がなかったのですが、今回の公演は、当スタジオに10年近く通われていた蘭舞ゆうさんの初めての全国ツアー。スタジオの皆さんにも声をかけさせていただき、40人近くの方が北九州の公演にうかがいました。

初めての宝塚でしたが、とにかく舞台進行のテンポの良さが印象深いものでした。バレエは踊りそのものを楽しむ部分が多いので、他の舞台芸術と比べるとどうしても物語の進行がゆっくりとしています。初めてバレエを観るお客様には、この進行テンポの遅さが壁になっているという側面があると思います。一方の宝塚歌劇は、本当に舞台転換も物語進行もテンポが良く、客席も含めた照明はとてもインパクトがあって、観客を飽きさせることがありません。エンターテイメントとして支持され続けるゆえんを感じることができました。

公演中は追っかけ?の様に、蘭舞さんの動きばかりを追っていた私ですが、初めて見る男役の彼女は別人のようでとても新鮮。男性になりきっているその姿はとてもまぶしく感じられました。宝塚の舞台はとてもハードで、全国ツアーの短い期間に20公演以上をこなすのは本当に大変だと思います。当スタジオに所属していた際には、ケガに悩まされることの多かった彼女ですが、そんなことなど感じさせずに力強く踊る姿からは、宝塚音楽学校での研鑽の日々を感じさえられました。

バレエではないものの、かつての教え子が舞台上で生きている姿をみられたことは、私にとっても大きな喜びでした。いつの日か、センターで踊る彼女をぜひ見てみたいものです。