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  1. 12.1.26 バレエ学校を疑似体験

バレエ学校を疑似体験

音楽配信サイトのiTunesの中に、「iTunes U」というコーナーがあるのをご存じでしょうか? iTunes UのUはUniversity=大学のUで、世界中の大学のなどの講義&講義資料が原則無料で公開されています。世界中の一線級の研究者・教育者の講義がどこでも受講可能とあり、とても人気のあるサービスなのですが、先日、iPadなどの電子教科書と連携しての利用ができるようになり、さらに進化を続けています。

さて、学校の講義というと語学や科学ばかりと思ってしまいがちですが、iTunes Uには芸術分野の講義も多数公開されています。そしてもちろんバレエもあるのです。その中でも最も充実しているのが、イギリスのロイヤルオペラハウス。各バレエを紹介する動画や、舞踊監督によるソリストの指導の様子、舞台装置や衣装など美術関係の紹介、ダンサーのインタビュー、ダンサーの1日を紹介する動画などなど、数百の資料が公開されています。

その中でも特に興味深いのが、ロイヤルバレエ学校の講義資料?とみられる、各バレエについての文書ファイルです。無料で公開されているものですので、参考までにこちらの「くるみ割り人形」のものをご覧ください。各バレエの資料は40ページ以上あり、登場人物説明・詳細なストーリー・原典版の振り付け師の紹介・そのバレエの歴史・作曲者の意図・各踊りの説明・すべての曲の意図と雰囲気の説明・舞台装置とメイクの特徴などが記載されています。そしてところどころにディスカッションの課題が示されています。例えば、


・くるみ割り人形のどの場面があなたにとってもっとも魅力的か。その理由を説明せよ
・ドロッセルマイヤーをあなたは好きか。彼はどのような人か。彼を信用できるか
・あなたがクララだとして、あのクリスマスの夜の体験を友人に書く手紙を書け
・くるみ割り人形のポスターを、このバレエを象徴するシーンを用いて描け


といった具合です。こうやってそのバレエの示す世界について理解を深めることは、なかなか自分一人では難しいですから、これらはとても楽しいエクササイズになると思います。ぜひ一度チャレンジされてはいかかでしょうか。

ただし、これらの資料は残念ながら動画も含めてすべて英語です。もちろん言葉が分からなくても、映像を見るだけで学ぶことがたくさんあると思います。でも見方を変えれば、バレエを愛するものにとって、これらの資料はとても興味をそそられる魅力的な英語教材とも言えるでしょう。中学生以上の方は、ぜひ「解読」や「リスニング」にトライされてはいかがでしょうか。バレエと英語、両方の世界を深めることができると思います。

スタジオにも、これらの資料をすべて入れたiPhone(私の使い古しで申し訳ありませんが)を置いておきますので、ぜひ一度ごらんになってみてください。