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  1. 16.1.30 はじめての解剖学講座

はじめての解剖学講座

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「すごい。こんなに違う!」

スタジオのそこかしこから、感嘆の声があがりました。足首から先だけ、時間にして3分程のストレッチの後のこと。私の足に目をやると、明らかに右足の方がつま先が伸びています。既に生徒さん達は、反対の足のストレッチを始めています。伸びたといっても、違いは1センチ程。でも、この小さな差が、ダンサーにとってどれだけ大きなものか、みんな分かっているのです。

バレエ専門 理学療法士

先日実施した、スターダンサーズレッスンの講師は灰方淑恵さん。灰方さんはプロのダンサーではありません。全国でも珍しい、バレエダンサー専門の理学療法士です。

つま先で立つトウシューズを筆頭に、バレエの身体の使い方は特殊です。特殊であるからこそ、正しい使い方、やってはいけないことを知ることは大切です。正しい知識は、怪我の防止はもちろん、踊りの上達の近道にもなります。

私も常日頃から解剖学=身体の仕組み、を学んでいますが、やはり専門家にはかないません。そこで今回、灰方さんにスタジオに来ていただき、踊る上で知っておくべき身体の仕組みの講座を開催いたしました。

はじめての解剖学

小学校低学年の「はじめての解剖学」から、年代別に3講座を開講しました。低学年のみんなは、初めて目にする詳細な人体模型にみんな興味津々。「ひきあげると身体がどうなるのか」「過剰なターンアウトがダメな理由」などを目で見て理解できたと思います。

小学校高学年以上向けの「ポアント(=トウシューズ)攻略講座」では、トウシューズを履くために必要な年齢や国際学会で決めれられているテストのこと、トウシューズで立っている時に足がどうなっているのかをお話しいただきました。トウシューズで安定して立つために欠かせない足の甲を出すためのエクササイズなどをご指導いただきました。

大人向けの「カラダリセット講座」では、正しい立ち方や、日常生活でついてしまう身体の偏りのリセット方法など、より身近なエクササイズを学ぶことが出来ました。

個人個人の課題も相談

身体の仕組みを学ぶだけでなく、個人個人が抱えている問題を灰方さんに相談させていただきました。灰方さんは普段、ダンサーのケアを行っているのでお手のものです。

「手を挙げる時に肩もあがってしまう」「右足だけ弱い理由は?」「どうすれば◯◯を鍛えられるのか?」などの質問に、実際にダンサーの身体を触りながらお答えいただきました。どの質問にも明確な理由や解決方法、エクササイズをご指導いただき、とても有意義な時間になったと思います。

仕組みを知る

日々のレッスンの一つ一つの動作を、ただやみくもに行うのと、仕組みをきちんと理解して行うのとでは、結果が異なります。日本には、低年齢から解剖学を学ぶという文化はないのですが、分かりやすく伝える方法を模索しながら、より質の高いレッスンを提供できたらと思っています。

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